かいちゃん塗装の真相

 

私の中では「マザーレイク号」と呼んでいるこの電車。一方では「かいちゃん塗装」と呼ばれています。しかし、車体を見る限り、なにが「かいちゃん」なのか分かりません。どうして「かいちゃん塗装」と呼ばれるのでしょうか…?結果的にどちらの呼び方が正しいのでしょうか…?

 

「かいちゃん塗装」と呼ばれる理由…

2000年4月7日から4月9日まで滋賀県大津市で「G8環境大臣会合」というのが行なわれました。(環境に関して、ドイツ・フランス・イタリア・イギリス・カナダ・アメリカ・EC・ロシア・日本の環境大臣のお話し合いみたいなものです)これを記念にして、707−708号車は2000年4月1日から「自然と環境をテーマ」にデザインされ、運用を開始しました。緑のツートンカラーだった707−708号車が琵琶湖をイメージするかのような水色の車体になり、滋賀県のシンボルマークである「MotherLake」のロゴも車体に描かれました。

そしてここからが鍵を解く重要な部分となります。4月1日から4月9日まで、G8環境大臣会合のシンボルマーク「かいちゃん」のヘッドマークをこの電車に飾って運用していました。そのヘッドマークが飾られたことにより、「かいちゃん塗装」と呼ばれたものと思われます。

 

 

以前から車体にかいちゃんが描かれているわけでも、乗っているわけでも、運転しているわけでもありません。車体にもMotherLakeと書いていることや、大津線公式サイトのkeihan−o2.comでこの電車を「MotherLake(マザーレイク)号」と呼んでいることから、かいちゃん塗装と呼ぶより「マザーレイク号」と呼ぶのがあっているかなぁ…と思います。でも!「かいちゃん塗装」という呼び方はあながち間違ってはいないので、怒らないでくださいね…。